うつ病の母と妻を側でみていて気付いた事。
それは「考えすぎる癖」の辛さ^^;
病的なまでにネガティブな事を考えてしまうんですよね?しかもマイナス思考の無限ループでドンドン気持ちが沈んでいっちゃうやつ。。。渦巻きに引き込まれて光の届かない海底に沈んでいっちゃう感じ。。。特に一人でいる時間はこの癖が出やすいです。
■シャワーを浴びている時
■ベッドの中で眠れな時間を過ごしている時
■夕暮れ、家族の帰りを待っている時
などなど。
やっぱり考えすぎてしまう事って「うつ病の特徴」なのでしょうか?
きっと鬱を患った沢山の人が「考えすぎ」で困っているのでしょう^^;
家族のぼくとしても無力感を感じさせられる嫌な時間です。
ついつい、「考えすぎだよ」と言ってしまう。。。なんのアドバイスにもならないと分かっているんですがね・・・難しい・・・
今日はこの「ついつい考えすぎてしまうループ思考」の特徴について感じた事を書いていこうと思います。
ループ思考の特徴:タイムトラベル
ぐるぐる思考で負のスパイラルに陥っている妻に「何を考えているの?」と質問して、気付いたのですが「考えすぎている」時って過去の嫌な記憶に戻ったり、将来に嫌な事が起こるという想像を繰り返しているみたいです^^まるでタイムトラベラー。
■辛かった過去に戻って今の不幸の原因探し
・小学校の時いじめられていた事
・過去の恥ずかしい失敗
・職場で辛い言葉を浴びせられた事
などなど、過去の出来事を掘り起こしては後悔したり、自分の価値を信じられなくなってしまうみたい。今のネガティブな感情と過去のネガティブな感情が強くリンクする様です。
■未来への不安を想像してしまう
・今後も不幸な事ばかり起こる不安や心配
・事件のニュースをみて世の中の理不尽さを嘆く
・うつ病が治らないと必要以上に不安になる
・死んでしまった方が良いのでは?と考える
などなど、将来について過剰にネガティブな方へ考えているみたいです。
『次に嫌な事が起こった時の対策を考えている』
と妻は言うのですが、ぼくから見たら出口のない迷宮に迷って苦しんでいる様にみえるんですよね^^;ホントどうしたものか。。。
うつ病になると「出口が見えなくなってしまう呪い」にかかってしまう様です。
うつ病の身体症状は時間が解決してくれて、今では以前と比べて大分良くなったのですが「考えすぎて落ち込む癖」は中々どうして変わらないものですね。
うつ病の【微小妄想】
うつ病になって「自分を過小評価して考えてしまう」というのは本当に良くある症状だそうでこれを精神科では『微小妄想』と呼ぶそうです。「妄想」って大分強い言葉ですよね^^;?
【関連記事】
このネーミングは「考えすぎる」を超えて「妄想」の域にまで達しているという意味でしょうか?なかなか手強そうな響きです。
鬱に効く一番の薬は「思考の放棄」
身体症状が少しづつ治まってきて「回復期」に入った段階の「うつ病」にとって抗うつ薬や抗不安薬よりも効果的なもの。
それが「思考の放棄」だと感じています。
「考えすぎる」事で起きる気分の落ち込みや焦燥感。
それさえなくなればもう普通の生活に戻れる気がするんですよね(それが難しいのですが)
■美味しいものを食べてる時
■愉快なアニメを観ている時
■天気の良い日にさんぽをしている時
■マッサージされて気持ちが良い時
■ペットと遊んでいる時
妻の場合そんな時間は上手く「思考の放棄」が出来ていますね。
落ち込んだりすることなく笑顔になるのでぼくも幸せです^^
「心地よい行動・時間を積極的に増やす」
そうする事で、頭で考えるより「体で感じる」ことが優位になると思うんですよ。そしてそれが鬱に対して一番有効なものなのでしょう。うん、きっとそうだ。。。
まとめ
こううつ病でよくある「ループ思考」について考えると、やっぱり認知行動療法やカウンセリングが必要なのでしょう。行動を変えることで「体で感じる」時間を増やしていきたいなぁ。。。最近妻をみているとそう感じてしまいます^^;(母は認知行動療法に通っています、大分落ち込む事が減っているみたい)
やっぱり1人で「考えすぎる癖」をコントロールするのは相当ハードルが高そうです。でもまぁ、本人の気分が乗らないと、こればっかりはどうしようもないので問題ですが。。。
う~~~ん。
「考えすぎてしまう癖」って本当に厄介ですねぇ^^;