うつ病からの社会復帰や復職、お金の問題について。
うつ病になってしまい長期間休職したり退社したり。仕事がない状態が続くと金銭面で苦労する事もあるでしょう。必要に迫られて社会復帰を考えないといけない方も少なくないはずです(´_`。)
我が家でものっぴきならない状態ではないですが、多少経済的な問題が。。。
僕1人で働いても貯金とか全然溜まんないんですよ。赤字の月もあるし・・・σ(^_^;)
そんなこんなで、共働きしていた妻がうつ病と診断されてからもうすぐ一年が経つので「これからどうすればいいかなぁ?」と少しづつ調べ始めました。
まぁ、我が家ではまだまだ妻の社会復帰とか無理そうな感じで諦めムード満載なんですけどね・・・(; ̄ー ̄A(プレッシャーになってはいけないので妻には内緒です)
なのでこれを読んでいるあなたの参考になれば、それだけで幸いです。
今日は『共働きで働いていたけど、妻がうつ病になってしまった家庭に起こった経済的問題』を赤裸々に紹介しつつ、復職までの過程を考えていこうと思います。
我が家でおこった経済的な問題
まずは我が家で起こっている経済的な問題から・・・σ(^_^;)
■傷病手当(or労災保険)を受けられなかった
■家賃が高い(共働き想定だった為)
■社会復帰まで想像以上に時間が掛かりそう
主にうちでは上記3つの問題がありました。ひとつずつ簡単に説明します。
傷病手当(or労災保険)を受けられなかった
あなたもご存知だとおもいます。
傷病手当金を受給できれば支給期間1年半の間、MAXで給料の60%を貰えるそうですね。ですが妻のケースでは無理でした・・・(´_`。)
妻は元デザイナーとして都内の企業に6年勤めていました。
(ちなみにブラックっぽい会社でしたよ><)
過労が原因でしょうか?途中から原因不明の体調不良を繰り返すようになりました。
午前中半休したり休む事が多くなってしまったので悩んだ末、退職してフリーでデザイナー業をすることにしたんです。知り合いのデザイン事務所の社長さんが仕事をくれてフリーでもそこそこお金を稼ぐ事ができました^^その他、クラウドソーシングを使って個人で仕事を受注していたので充実した期間でしたね。その頃は体調も回復していたので「やっぱり過労だったのかな?」と一安心でした。
しかし、そんな期間もまた原因不明の体調不良で崩れてしまったのです・・・(´_`。)
眩暈がして立てなくなったり、倦怠感が凄く、顔色も真っ青で誰がみても「どこか病気なのでは?」という状態。もちろん人間ドックで精密検査をしても原因不明。最終的に心療内科を受診したら「うつ病」と診断されました。。。
今振り返ると最初の会社を辞めた時点で「うつ病」だったのでは?と思っています。
でも、退職してフリーランスとして働いている時に「うつ病」と診断されたので、傷病手当や労災保険は適用されないようですね。。。
今は僕の会社で扶養家族に入ることで数万円の家族補助を貰っています。
働いていて「うつ病かもしれない」と感じたら、退職する前に傷病手当や労災保険について詳しく調べたほうが良いですよ^^;これマジで大事!
家賃が高い(共働き想定だった為)
妻の仕事がハードワークだったので都内の職場に通いやすい場所を選んで住んでいます。なので家賃が高いです・・・(x_x;)
月/12万円、駐車場1万8000円
2DKで広くも新しくもない、追い炊き機能も付いていない物件なのですが・・・
日本の都市部の家賃高すぎじゃないですかねσ(^_^;)?
僕の会社の近くに引っ越せば4万円位は安くなりそう。。。
(毎日下り方面へだいぶ郊外まで通勤しています)
「うつ病は引っ越しなどで新しい環境に移るとストレスで悪化する」
という話も良く聞くので、「家賃高いなぁ・・・」とは思いつつも、引っ越しはせず今に至ります。(もうそろそろ引っ越ししても大丈夫かな?)
携帯の通信費、ネット、電気、水道、ガス、保険などの諸々の固定費で月20万弱が消えていきます・・・ヤバス・・・( ̄Д ̄;;
共働きの時はこれでも大丈夫だったんだけどなぁ。。。キツキツ><
社会復帰まで想像以上に時間が掛かりそう
僕の会社にも「うつ病」で休職中の方が何人かいます。
それをみていると、復職までの期間は大体早くて6ヶ月。一年半以上かかる人もいますね。(戻ってこない人もいる・・・)
妻の場合はどのくらいかかるのでしょう?こればかりは誰にも分かりませんね。でも結構時間が掛かるのは間違いなさそうです^^;真面目な性格で完璧主義なところがあるので仕事で受けるストレスが大きいみたい。
【その辺りの話はこちらの記事で↓】
まぁ、我が家の状況はこんな感じですσ(^_^;)
まだ恵まれている方だと思いますが、やっぱりうつ病になると色々経済的に困った問題が起こりますよね。苦労している家庭も多いはず。う~ん、どうにかならないものでしょうか?
うつ病からの復職支援:リーワークプログラム
ここからは社会復帰へのサポートサービスについての紹介です。
僕自身そんなに詳しくはないですが、下記の様なサービスがあります。
大きくわけて復職支援(リワークプログラム)は開催している団体で3つに分けられます。
行政系リワーク
行政でサポートしてくれるタイプ。
うつ病やメンタル系の病気で休職中の方のうち、復職の意欲が有る方が対象です。
(※失業中の方、国・地方公共団体・特定独立行政法人にお勤めの方は対象外)
無料で受けられますが、現状希望者が多いので数か月待ちとなる事も多いのだそう^^;利用できる期間も3ヶ月と決まっていて短縮や延長は基本できないので自由度は低め。
【詳しくは下記リンクからどうぞ↓】
医療系リワーク&民間(企業)系リワーク
行政系のほかにも多少お金がかかりますが、病院で受けられる医療系リワークプログラム。民間企業でメンタルサポートをしてくれるプログラムもあります(医師はいないケースも多いみたいですね)
【例えばこんな所↓】
医療系:休職中の過ごし方から復職、再休職予防のためのリハビリとは?/メディカルケア虎ノ門
民間系:うつ病の復職支援【オムソーリ】
母はリワークではないですが、集団認知行動療法を大き目の病院で受けています。この場合医療系リワークとシステムは似ていると思います。
お弁当がついて一回1000円位だったかな?講座やダンス、クラフトなど趣味に近いクラスもあるので楽しみながら通っています^^趣味と考えてもコスパいいですね。
リワークプログラムには合う人・合わない人がいる
これも当然のことなのですが、やっぱり個人差があります。
母は元が社交的な人なので、集団認知行動療法などバッチリ合って回復していったのですが、妻の場合は昔から人とのコミュニケーションで疲れやすい性質なのでリーワークプログラムはかなりハードルが高そうですσ(^_^;)
根がとても真面目なので、スケジュールを決められると必要以上に「しっかりやらなきゃ!」と自分を追い込んでしまうんですよね。。。長所なんですが、鬱で疲れやすい今はちょっとね。。。
妻の社会復帰の順番は?
それで、今考えているのは『家の中でできるお仕事を始める(クラウドソーシング)』→『少しづつ外に出ていく(リワークプログラムや近所のアルバイト)』→『デザイナーとして復職する』という順番での社会復帰。こちらの方が妻には合っているような気がします。まぁ、今後どうなるかはわかりませんが・・・σ(^_^;)(郊外に引っ越しして、このまま専業主婦で過して貰うでも全然いいんですけどね)
クラウドソーシングで働く
最初の会社を体調不良でやめた後、フリーランスとして活動していた時に【ランサーズ】というネット上のソーシングサービスを利用してお仕事をしていて、自分のペースでお仕事できるので妻も結構気に入っていたんですよね。
今後、また妻のやる気が出て来たら社会復帰のリハビリを兼ねてここから始めるのもいいなぁ。。。と思っています^^
◾︎ランサーズ
妻のスキル:ランサーズ体験談
■グラフィックデザイナー歴6年
■簡単なイラストも描ける
■PCも結構詳しい(僕はいつも教えて貰っている^^;)
↑こんな感じのスキルを持ってます。ブラック企業で昼夜関係なく働かされた経験がある人は皆さん凄い能力高いんですよねσ(^_^;)責任感あってストイックだから当たり前です。(妻と同じ様に鬱になるまで自分を追い込んでしまう人も多いですが・・・)
そんな妻の場合、フリーの時はランサーズのクラウドソーシングで【大体月7~8万円。時給換算で1200円位】だったみたいです。在宅仕事でこれだったら大分良いですよね?
しばらく利用していた感じだと「経験豊富でガッツリ仕事をしている人はそんなに多くなさそう」なので、経験の浅い方でも十分お仕事ができる案件が多くあるそうです。
デザイナー以外の職種もありますよ。ライター案件は経験が浅くても始めやすそうだと思います。うつ克服の為に毎日日記を書いている人なんかは特に合っているかもしれませんね。
簡単なライティングのお仕事から始める
クラウドソーシング初心者向けのサービスもあります。
簡単なアンケートや口こみコメント、500文字~1000文字の記事作成などライティングのお仕事が中心のサグーワークス は誰でも始めやすいと思いますよ^^
主婦の方の登録が多いのも特徴ですね。まずはこちらから初めて、ライティングのスキルが高くなると社会復帰で就くお仕事の選択肢も増えそうですね(*^^*)
上記の様なお仕事の仕方もあるので、妻と同じように「外に出ていくのはハードルが高い」という方は在宅で時間の自由度が高いクラウドソーシングから社会復帰の一歩を踏み出すのもありだと思います。すぐに生計を立てるのは難しいかもしれませんが、月1~2万円おこずかいを稼ぎながら、お仕事のリハビリをする感じを目指すのが良いでしょう。
まずは家族の方が始めてみるのが良い?
いくら良いとは言っても、うつ病の方が1からクラウドソーシングを始めるのはハードルが少し高いかもしれませんねσ(^_^;)
全く難しくはない(10分ほどで始められる)のですが精神的に一歩を踏み出すのに勇気が必要な人も少なくないはずです。
そんな時。余力がある事が前提ですが、
もしあなたがサポートする立場の夫・妻であるなら一歩先に始めて見るのも良いと思います。やっぱり「書く」という行為自体、心を癒す効果があると同時に心や思考を育ててくれる側面もあるので誰にでもお勧めします^^
(実際ぼくも妻が鬱になってからというもの、週末に出かける機会がグンと減ったので、その空いた時間を使ってライティングのお仕事を少しだけやっています。それでも月1~2万円にはなっているので、おこずかい的に助かっています(*^▽^*))
まとめ
以上。我が家で起こったうつ病に伴う経済的問題と、うつ病からの社会復帰への考察でした^^全ての方の参考になるものでは無いでしょうが、ぼくら夫婦と同じような境遇の方がどこかにいて、少しでも助けになれていればいいなぁと思います。
リーワークプログラムやクラウドソーシングなど自分に合うものが見つかると良いですね。
うつ病からの社会復帰は大変だと思いますが、お互い焦らずゆっくりマイペースで進んで行きましょう(@^▽^@)ノ