妻が『うつ病』と診断されてから2年。
当初は全くベッドから出られない酷い状態だったのが、最近はお薬さえ飲んでいれば一応普通の生活が出来る位まで回復しました。取り敢えず一安心^^
ですがやっぱり『寛解』とはいかず、ここ半年位は改善しているのか?改善していないのか?正直良く分からない感じです。。。調子の良い日もあれば、全然ダメな日もあって、何時になったら心穏やかに生活出来る様になるのかなぁ^^;?なんて考えてしまいます。まぁ、余り期待せずマイペースに過ごすしかないですけどね。
そして実は最近「妻は【非定型うつ病】なのかもしれないな?」「普通のうつ病から非定型うつ病に変わるなんてあるのかな?」とも思い始めています。
若い女性に多くて、うつ病の方の3割〜4割位の人が実は【非定型うつ病】とも言われているので、そんなに珍しい病気じゃないみたい。
非定型うつ病の特徴の一つである『気分反応性』
「楽しい事や嬉しい事があると気分が上がり元気になって、辛いことや苦痛な事があると気分がメチャクチャ下がる」という症状(?)があるので、良く「うつ病じゃなくてただの甘えじゃ無いの?」と誤解されてしまうんですよね。【新型うつ】とも呼ばれたりしています。
妻のケースでは、うつ病と診断されて一年間は完全に何も出来ない状態でしたが、そこから徐々に回復してきて、今ではショッピングや旅行にも全然行けちゃいます。ですが「やらなきゃいけない」というプレッシャーにもの凄く弱いですし。少し嫌な事があると人生に絶望した様に落ち込んでしまうので、社会復帰はまだまだ難しいなぁ。。。と感じています。う〜ん、どうしたものか。。。^^;?
【 非定型うつ病】にみやれる傾向
1.気分の反応性がある・・・楽しい出来事があると気分が明るくなる
2.次の特徴のうち2つまたはそれ以上当てはまる
ー1.著しい体重増加または食欲の増加
ー2.10時間以上におよぶ過眠
ー3.鉛様のまひ・・・手足が鉛のように重たい感覚
ー4.長期間にわたり人間関係において拒絶されることに過敏で、そのため社会生活に支障をきたす
(参照:http://seseragi-mentalclinic.com/atypical-depression-check/)
妻は上記の特徴でいうと、『気分反応性』『食欲の増加(甘いもの)』『10時間以上の仮眠』『人間関係に対して過敏』という4つが当てはまっています。
その他、非定型うつ病でよく言われる『うつ病を他人に隠したがらない』『夕暮れ時に欝になる』という傾向もあるので、妻も「私、実は非定型うつ病なのかもしれないね^^;」と自分でも感じているみたい。
「うつ病が良くなってきたのか?」
「非定型うつ病の特徴なのか?」
↑ここの判断は非常に難しいな、と個人的には感じています。
初診は『うつ病』でも実は『非定型うつ病』だったというケースは多そうですね。
うつ病の薬が効き難い【非定型うつ病】家族の対応は?
一番の問題は、非定型うつ病は抗うつ薬が効き難いことです。
「薬を飲んでいれば改善する」訳ではないので、家族としての対応も変えなければいけないんですよね^^;
「なるべくストレスから遠ざけてあげて、ゆっくりした時間を過ごしてもらう」
この様な、ある意味『甘やかしてあげる』事がうつ病の治療には必要不可欠ですが、非定型うつ病の場合は『ある程度のメンタル負荷が必要』です。
『規則正しい生活』や『認知行動療法』など、薬に頼らないでうつと向き合わなければいけないのでしょう。
妻を見ていても最近「薬だけではダメなんじゃ無いか?」と感じる事が多いので、これからちょっとずつ良い方向にさっりげなくナビゲートしてあげたいなと思っています。
ある程度の行動の自由がある非定型うつ病は症状が軽くても、何年にも渡って長引いてしまう事もあるし、家族としての受け取り方、対応の仕方も通常のうつ病よりも難しい様な気がします。
甘やかすより、適切な負荷をかけるってホント難しいそう(汗
どうすれば良いのでしょうか?色々試行錯誤していくしか無いですね^^;
非定型うつ病は『生き方、考え方の問題』である部分もあるのでしょう。
うつ病歴が長くて、抗うつ薬も効きづらいと感じる様な場合はひょっとしたら非定型うつ病なのかもしれませんね?(その判断はとても難しそうですが。。。今度、妻も病院の先生に相談しようと思います)